カドコミ、ニコニコ漫画、pixivコミックでの累計閲覧数9,000万回、国内発行部数330万部を突破した泉朝樹によるホラーコメディ漫画「見える子ちゃん」を中村義洋監督が実写映画化。“見えないフリ”をする高校生の全力無反応系エンターテインメント『見える子ちゃん』 が、6月6日(金)より全国公開中。このたび、中村義洋監督が“スルー”せずに全力回答した、特別映像「SNSの声に回答してみた」が解禁となった。
中村義洋監督が“スルー”せずに全力回答!
世界中にファンを持つコミックを原作とし、ついに公開を迎えた映画『見える子ちゃん』。公開決定が報じられて以降、本作についてこれまでの間にSNSに寄せられたさまざまな声を“スルー”せずに、中村義洋監督が全力で回答する特別映像が公開された。原作と映画に違いがある理由、ホラー表現に対する工夫やホラー映画への愛などを率直に語る、映画制作かつ、人気コミックの映像化を手掛けるにあたっての舞台裏を垣間見ることができる貴重な映像だ。そして何よりも、原作ファンからの不安の声に一つ一つ丁寧に応える中村監督の姿勢から本作への並々ならぬ想いと覚悟が伝わり、『見える子ちゃん』を一層味わい深くする中村監督の映画や原作、そしてホラーへの誠実さにあふれる言葉たちが到着した。
本作の原作との最大の違いは、クリーチャー表現を大胆に変更して“霊”として描いたことだ。中村監督は原作者の泉先生の許可を得てこの変更を行ったのだという。「クリーチャーは難易度が高いかもしれない。映像としてずっと映っているものとしてできるのか」という試行錯誤の末、コミックだとクリーチャーが怖いが、映像では“怖くなくなる可能性がある”と、最終的に霊で描くことになったと明かしている。続けて、予告の<霊が怖くない>との声に対して、中村監督は「前半コメディー、後半ホラー」という構成を意識して制作したと説明。予告編では、主に前半のコメディタッチな霊が登場するため、“怖くない”という印象を与えてしまったことを認めつつ、後半については“怖いかな(諸説あり)”と含みを持たせて回答している。その他にも原作との乖離についての辛辣なコメントにも真摯に向き合い、丁寧に解説しならがらも「観ていただければ」と自信をのぞかせ、「おこがましいですけど、ファン代表だと思ってやらせてもらっている」と語る姿からは、原作への深い敬意と、より多くの観客に作品を楽しんでもらいたいという強い想いがにじみ出ている。
さらに、“ホラー作品”についてのコメントを中心に回答。ホラー演出への期待の声に対して、「反省点はホラーに対してこれまでいっぱいあったので、どこまで見せるか見せないかをいろいろ研究してやりました」と語り、細部にわたる工夫を明かした。また、「どういうものが怖いかというのは、怖がりにしか分からないものがあると思うので、二十何年間培ってきたものをやったので期待していただきたい」と、実は1999年から続く心霊ドキュメンタリーの金字塔「ほんとにあった!呪いのビデオ」シリーズの初期の構成・演出を手掛けているものの、心霊スポットへ行くのも嫌だという意外な一面も明らかに。
そして、ホラーが苦手という方へ向けては、「一映画ファンとしてはホラーを避けるのは本当にもったいない映画人生だと思う。ホラーこそエンタメだと思うので」と語り、本作をホラー映画の“入門編”としてオススメしている。
©2025『見える子ちゃん』製作委員会
『見える子ちゃん』は6月6日(金)より全国公開