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「セックスレスの人妻と変態的性愛」を描いて衝撃デビュー!いま最も忙しい監督の“お茶の間”出世作といえば?

「セックスレスの人妻と変態的性愛」を描いて衝撃デビュー!いま最も忙しい監督の“お茶の間”出世作といえば?
『オーシャンズ12』© 2004 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.
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ハリウッド屈指の多作監督スティーヴン・ソダーバーグ

スティーヴン・ソダーバーグ監督が『セックスと嘘とビデオテープ』(1989年)でカンヌ国際映画祭で最高賞パルムドールを獲得したのは、弱冠26歳のとき。あまりにも早熟すぎる作風と抜きん出た才能に世界が驚いたわけだが、それから数十年にわたってハリウッドの第一線で活躍し続けているという事実のほうが、厳しいエンタメ界においては驚くべきことかもしれない。

長いキャリアを誇るソダーバーグだけに、いわゆる“低迷期”とされる時期もある。とはいえそのフィルモグラフィを振り返るとブランクらしいブランクはなく、それぞれ興収的な成否は当然ながら常に一定の成功を収めてきた。過去作の殆どが日本で劇場公開されているが、とにかく多作なので「あれもソダーバーグだったのか」なんて作品も少なくない。

そんなソダーバーグの、とくに日本におけるお茶の間レベルの出世作といえば、やはり『オーシャンズ』シリーズだろう。『セックスと嘘と~』は哲学的テーマでありながら明快な人間ドラマでもあったが、第1作『オーシャンズ11』(2000年)も幾重ものトラップが仕掛けられたクライム・サスペンスでありながら鑑賞後にはスカッとさせてくれる。

『オーシャンズ11』 © 2007 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved

ケイパー映画の金字塔『オーシャンズ』シリーズの抗えない面白さ

『オーシャンと十一人の仲間』(1960年)のリメイク作であり、その年の興行収入第5位の世界的ヒットを記録した『オーシャンズ11』。いまやケイパーもの、アンサンブル劇、サスペンスなどのジャンルで“『オーシャンズ11』的な”と形容される代名詞的作品となった。『12』『13』の続編に加え、本家以上の豪華キャストが集結したゲイリー・ロス監督作『オーシャンズ8』も大ヒットした。

『オーシャンズ8』© 2018 Warner Bros. Entertainment Inc. and Village Roadshow Films (BVI) Limited. All rights reserved.

なお、2023年にはクルーニーが『オーシャンズ14』の脚本の存在を明かしており、製作の可能性も消えていない。しかも『オーシャンズ11』の前日譚も企画中で、『バービー』のマーゴット・ロビーとライアン・ゴズリングが再共演するとのこと。2人はクルーニーが演じたダニーの両親を演じるという。

『オーシャンズ12』© 2004 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.

そんな『オーシャンズ』シリーズ4作が、CS映画専門チャンネル ムービープラスで一挙放送中。前日譚の続報を待ちつつ、今年も新作の製作・公開が次々と報じられているソダーバーグ監督の出世作をイッキに堪能しよう。

『オーシャンズ13』© 2007 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.

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