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58歳〈超・美熟女〉モデルの貴重な主演映画!セクシー&アクション炸裂の90年代ふっ飛びサスペンス『フェア・ゲーム』

58歳〈超・美熟女〉モデルの貴重な主演映画!セクシー&アクション炸裂の90年代ふっ飛びサスペンス『フェア・ゲーム』
『フェア・ゲーム』© Warner Bros. Entertainment Inc.
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『フェア・ゲーム』の意外な面白さ

物語の舞台は米マイアミ。やり手の弁護士ケイトは発砲事件に巻き込まれ、刑事マックスと出会う。その夜ケイトの部屋が爆破され、標的は彼女自身だと確信したマックスは彼女を保護。だがハイテク機器を駆使し、執拗に追撃してくるテロ集団を相手に、彼らは孤立無援の窮地に追い込まれてしまう。そして熱い思いを抱き始めていたふたりは、お互いを激しく求めあうが……。

『フェア・ゲーム』© Warner Bros. Entertainment Inc.

本作はキャストがなかなか決まらなかったり、公開に至るまでちょいちょい再編集が入ったり、国によってバージョン違いが上映されたりしたそうだが、結果的に1時間半の尺でスッキリ観られる快作に仕上がった。絶妙に頼りない顔のウィリアム・ボールドウィンのおかげでシンディが引き立つし、他の映画なら“もったいぶって”などと突っ込まれそうなシーンでもシンディが常に映っているので退屈することがない。

『フェア・ゲーム』© Warner Bros. Entertainment Inc.

爆破、銃撃、また爆破! シンディのサービスシーンも満載

スリリングなエスケープ展開とドッカンバッコンのド派手アクションが明らかなウリではあるが、当然のように主人公男女がイチャイチャし始めるという、90年代エンタメ大作のお手本のような1本でもある。ジョエル・シルヴァーの流石の仕事というべきか、爆破シーンではヒロインだろうと景気よく吹っ飛び、カーアクションでもギリギリを攻めたスリリングなスタントを堪能できる。

『フェア・ゲーム』© Warner Bros. Entertainment Inc.

なにしろ上映開始から20分くらいの間に、何者かに命を狙われ、刑事と出会い、黒幕が堂々と登場し、自宅を爆破されるもほとんど無傷、という怒涛の展開でアクション映画好きのハートをがっちり掴んでくるから、退屈するほうが難しい。敵味方問わずポンポン死人が出まくるのはどうかと思うが、逃げては銃撃、また逃げてはカークラッシュ、たまにシンディのサービスシーン、追いつかれて爆破、爆破、トラブルを挟んで唐突なラブシーン……という、シンディが本作1本で映画から退いた理由もなんだか分かる気がする忙しなさだ。

なお本作の原作はポーラ・ゴズリング著「逃げるアヒル」なのだが、じつはスタローン主演の無頼刑事アクション『コブラ』(1986年)も同原作をベースにしているという地味なトリビアも。ちなみにマックスの恋人役でサルマ・ハエックがちょっとだけ出演しているが、彼女も脚本のリライトを条件に出演をのんだそうだ。

『フェア・ゲーム』はCS映画専門チャンネル ムービープラスで2024年12月放送

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