演技初挑戦の局アナが涙を搾り取る!自閉症に「知識ある愛」と「譲らない子育て」で向き合った家族を描く『新居浜ひかり物語 青いライオン』
数々の困難を乗り越えた天才画家と母の愛
RSK山陽放送は2019年、岡山県内で個展を開いた石村嘉成さん(当時25歳)を初取材。発達障害というハンデや、幼くして母親を亡くした悲しみを乗り越え、画家として生き生きと活躍する彼の姿に感銘を受け、継続取材をスタートさせ、2021年にドキュメンタリー番組「RSK地域スペシャル・メッセージ 天国の母と描いた動物たち~自閉症の画家・石村嘉成の挑戦~」を放送、ギャラクシー賞奨励賞を受賞した。
その後も取材を通して、嘉成さんと彼をそばで支える父親・和徳さん父子と信頼関係を育くみ、RSK創立70周年記念として初めて映画制作に挑戦するにあたり、ふたたび石村さん家族を描く構想が出来上がった。このたびドキュメンタリー映像とドラマパートを新撮して誕生した『新居浜ひかり物語 青いライオン』は、上記ドキュメンタリー番組の担当ディレクター・三好聡浩と、ドラマパートを担う若手ディレクターの平松咲季が監督を務めている。
『新居浜ひかり物語 青いライオン』© 2024 RSK 山陽放送株式会社
演技初挑戦の局アナウンサーが名女優とともに熱演披露
そんな本作で壽成さんの母・有希子さんを演じるのは、実生活で二児の子育て真っ最中のRSKアナウンサー、小林章子。演技初挑戦とは思えぬナチュラルな演技で“優しくも厳しい”母親役を演じてみせた。
『新居浜ひかり物語 青いライオン』© 2024 RSK 山陽放送株式会社
また、壽成さん一家にとって“運命の出会い”となる「トモニ療育センター」の河島淳子さんを演じる檀ふみや、小学校の通常学級に通わせたいという有希子の強い真摯な願いに動かされ、壽成さんを受け入れることを決心する学校長を演じる竹下景子など大俳優陣の演技が、本作に一層の深みと説得力を与えている。
『新居浜ひかり物語 青いライオン』は2024年秋 愛媛、岡山、香川先行公開、池袋シネマ・ロサほか全国順次公開