映画『うぉっしゅ』の研ナオコ演じる認知症の祖母・紀江の歩んできた人生が垣間見られる、サックス演奏シーンの一部が解禁となった。
祖母紀江の知られざる過去が明らかに
孫の加那は、祖母・紀江の過去の写真の中から、サックス奏者だった写真と、さらに物置に眠る紀江のサックスも発見する。紀江の知られざる過去、人生に触れた加那は、祖母の事、そして自分を見つめ直していく――。
研が演奏した楽曲は、ジャズの名曲と言われる「ムーンライト・セレナーデ」。
タイトルの中の「セレナーデ」は、「夜に窓の外で、恋人を想って演奏する曲」という意味で、祖母は、当時誰を想い演奏したのか、祖母の人生の一部に触れられるシーンになります。岡﨑監督は本楽曲を選んだ理由に「母が好きな曲として選び、家族への想いが溢れる一曲」とコメント。
そんな家族の想いが詰まったシーンである紀江の演奏に使用されたのは、研自身のライブでも使っていたサックス。
佐野元春プロデュースバンド・ANDY’Sのライブに参加した際に使用していた物でもあり、今回20年以上振りに、本作で自身のサックスで撮影に臨んだ。
試写会でいち早く本作を観た方々からは、「紀江ちゃんがサックスを吹くギャップにやられました」「おばあちゃんの素敵な過去・人生を知って涙が出ました」等の声が寄せられている。
『うぉっしゅ』(C)役式
『うぉっしゅ』は5月2日(金)新宿ピカデリー/シネスイッチ銀座 他全国公開